三日前、フォースター短篇集読了。
やはりそれぞれが短い物語なので、
長編で感じる大河小説的な
カタルシスは弱いけど。
ならではの味わいはあるなと。
自分が好きだったのは、
アーサー・スナッチフォールド
永遠なる瞬間
アンドリューズ氏
あたり。
三話とも味わい深く、
長く余韻を残す作品だった。
特にアーサー・スナッチフォールドは
子どもの頃、
平日の午後二時とか三時とかに
テレビで流れていた映画を
自分は思い出したりもした。
学校から帰ってまだ明るい時間。
家にはたまたま誰もいなくて、
何となくつけたテレビで
偶然やっていた少し古い映画。
渇いた情感。
激しく痛いわけではないのに、
心の奥深くにちくちくと来る感じ。
この物語のためにだけでも、
この一冊は意味がある。
それくらいに思った自分だ。
ちなみに、、
最後の
機械は止まる
は
あまりに現代の状況と酷似し過ぎていて
面白いとか楽しむとかにはならず。
怖いとかにすらならない
虚無な感覚で読んでしまった。
この話のラストのようにならないように。
今の人々の生活が変わるよう祈り、
自分も少しずつ意識してと思ってる。
やはりフォースターが好きで、
次もまたフォースターを注文した。
届くのが楽しみだ。
昨日の朝は蕾だったシャクヤク。
今朝はきれいに大きく咲いてきた。
こんな風に命の時間を感じるのが、
お花のある暮らしの良いところ。
ここからの変化も
ゆっくり味わって楽しんでいこう。
昨夜の月。
満月は今日の午前十時くらいなので、
ほぼ満月と言ってもいいかも。
この後、すぐに雲に隠れてしまったので、
見られたのはほんと幸運だった。
この週末も
良い時間となることを願いつつ。
いろいろ始めようかな。