スイッチがカチッと入ったかのように

f:id:bubbleguitar:20251121152554j:image

 

シュトレンが始まったとのことで

昨日はつぐみさんへ。

 

f:id:bubbleguitar:20251121152636j:image

 

テイクアウトで18cmのも購入したけれど。

中也片手に、

まずはブレンドと楽しんだ。

 

f:id:bubbleguitar:20251121152746j:image

 

シュトレンは冬の風物詩、

これがないと始まらない。

今年も無事いただけて良かったな。

 

f:id:bubbleguitar:20251121152827j:image

 

二杯目は冬のブレンドを。

こちらも美味しくいただく。

 

つぐみさん、

昨日もありがとうございました。

 

コーヒーもシュトレンも

美味しく味わいました。

またお邪魔しますね。

 

f:id:bubbleguitar:20251121152905j:image

 

何か、、

スイッチがカチッと入ったかのように。

 

中原中也、中也のランボオ

萩原朔太郎

そして有島武郎ホイットマン

 

これらの詩集との距離が

ぐんと縮まった気がしてる。

 

扉が開いた、、

と言っても良いくらい。

 

言葉が生きて流れ込んでくる。

感情、心情が手で触れられるかのように。

 

さらに深く、

何回も食べて飲み込んでいきたい。

何かのためにではなく。

ただただふれていきたい。

 

詩はいいな。

 

f:id:bubbleguitar:20251122050744j:image

 

土曜日、体重は少し減り48.1㎏。

しっかり元気を補充していこう。

 

中也のこの詩がとても今は好きで。

表現することの本質をシンプルに言い得てる。

そう感じてる自分。

大切に胸に残しておきたい一編。

 

「言葉なき歌」

 

「あれはとほいい処にあるのだけれど

おれは此処で待つてゐなくてはならない

此処は空気もかすかで蒼く

葱の根のやうに仄かに淡い

 

決して急いではならない

此処で十分待つてゐなければならない

処女の眼のやうに遥かを見遣つてはならない

たしかに此処で待つてゐればよい

 

それにしてもあれはとほいい彼方で夕陽にけぶつてゐた

号笛の音のやうに太くて繊弱だつた

けれどもその方へ駆け出してはならない

たしかに此処で待つてゐなければならない

 

さうすればそのうち喘ぎも平静に復し

たしかにあすこまでゆけるに違ひない

しかしあれは煙突の煙のやうに

とほくとほく いつまでも茜の空にたなびいてゐた」

 

中原中也詩集、新潮文庫、189頁〜190頁)